生理中にプール入れられて安心して授業受けられる人いてますかー!?

生理中の水泳授業強制についてのブログです。

8月突入と同時に届いた再々回答。

夏休みを慌ただしく過ごしている中、大阪市教育委員会からメールが届きました。

以前の記事に書いたように、7/11(木)にこちらからメールをお送りした件に対しての回答になります。

 

 

大阪市教育委員会からの再々回答

2019.8.1(木)8:05 到着

【回答】

 

平素は、大阪市の学校教育にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。

先にお問い合わせいただきました件につきまして、お答えいたします。

 

お問い合わせの1点目「○○中学校に最初の段階で指示された内容について、プリント内容の『訂正』を指示されていましたか?」について、お問い合わせをいただいた後、学校長に対して、全教職員が月経中の生徒の対応について配慮するとともに、生徒が主体的に判断できるように、改めて丁寧に説明するよう指示しております。あわせて、配付プリントの内容について再度検討し、訂正したものを再配付するよう指示しております。その後、校内において検討し、結果として1回目の水泳の授業に併せて生徒へ再配付したのが6月21日(金)になっております。なお、「体育の授業の約束」につきましては、一旦再配付したものの、ご指摘にあります書き方や表記の仕方について再検討を重ね、今後、修正版の再々配付も含めて調整しているところでございます

 

お問い合わせの2点目「再回答にあった『校長会』が開催された日時を教えてください。」について、ご指摘いただいた内容を受け、5月29日(水)及び6月26日(水)に行われた校長会等において、水泳指導における生徒の入水の可否については、生徒一人ひとりの健康状態や心身の状態を十分に理解したうえで検討するとともに、生徒及び保護者に対し、教育活動について充分にご理解いただけるよう丁寧な説明をする旨を指示しております。

 

お問い合わせの3点目「生理中の水泳強制問題について、子供の人権問題との認識はありますか?」について、月経中の生徒に水泳を強制することは、人権問題として認識しており、配慮を必要とされる生徒については、その態様も様々であることから、生徒一人ひとりが心身の状態に応じて、教員や保護者と話し合い、本人が十分に状況を理解したうえで、その方向等を検討することができるようにしていくことが重要であると認識しております。

 

お問合わせの4点目について、A中学校、B中学校、C中学校に確認いたしましたところ、月経中の水泳授業については、生徒一人ひとりの心身の状態に応じて、見学を認めており、月経を含め健康上の理由から入水できなかった場合の授業の取扱いについては、水泳の補習などを行い、生徒に不利益が生じないようにしております。あわせて、月経を含め健康上の理由から入水できなかったことを理由に保健体育科の評価が下がることはないとの報告を受けております。

しかしながら、改めて学校長に対して、全教職員が生理中の生徒の対応について配慮するとともに、子どもたちが主体的に判断できるように、改めて丁寧に説明するよう指示いたしました。

 

なお、ご不安やご不明の点につきましては、通われている中学校もしくは下記問い合わせ先へご連絡いただきますようお願いいたします。

 

今後とも大阪市の学校教育に対しまして、より一層のご理解とご協力をお願いいたします。

 

 

【本件に関するご質問・お問い合わせは下記まで】
教育委員会事務局 指導部 中学校教育担当 
(担当:XX 電話番号:06-XXXX-XXXX) 

 

お読みいただいて、いかがでしたでしょうか。 

例によって良かったと思えた部分は青字、引っ掛かった部分は赤字にしています。

 

今回の再々回答でようやく、、、本当にようやく、私がメール送るたびに箇条書きにしてまとめた質問項目に対して、それぞれに回答を下さいました。

ほんと、やっとだよ。。。長かった。

既にブログで公開してますよーって話が効いたのでしょうか。

 

ではまず1点目

この再々回答にして遂に「訂正」を指示したとの文言が出てきました。

今まで「改善を指示」だったので、そこにプリント内容の訂正が含まれているのかどうか、しつこく尋ねていました。

当初の問い合わせに対し回答いただいた内容には、プリント訂正の気配が皆無だったからです。

となると、訂正指示があっての学校側未対応なのか、訂正指示自体が無かったのか、結構重要ポイントではないかと。

 

これを読むと、対応開始当初より「プリント内容を訂正、再配布するよう指示」していらしたようですが、 それなら最初の回答で「学校で訂正内容を検討中」とすればいいし、その後何度も尋ねた娘の中学校に対して訂正を指示したのかの確認に対しても、そのように回答下さればいいのに、、、です。

質問の意図が伝わっていなかったのでしょうかね。

 

そして、プリント内容については今後更に修正の可能性もあるようです。

このプリント、Twitterで拡散してしまった画像は他の項目の一部も含んでいましたが、そこの部分すら結構叩かれていましたし、傍から見ても「軍隊かよ!」って感じで引っ掛かる謎ルールが満載なので、どんどん良い形に修正してもらえるといいなぁと思います。

そしてできれば、今後は外側からの批判によってではなく、教員の方々で「これ、今まではこれで良かったけど、ちょっと状況変わってきてるし変えた方がよくない?」って風に臨機応変に対応してほしいなぁと。

激務なのは承知してますが、これを教員がやらないってなるなら「あなた方の仕事内容って何?」って言いたくなるのです。

生理中の水泳についての項目なんて、一体何年前に書き加えてそれをそのまま放置して使いまわしていたのか、、、よっぽど使い勝手が良かったのでしょうか。

娘が卒業してからなら身バレしてもいいし、学校に聞いてみたい気もします。

 

次に2点目

これについては、再度抗議です。

校長会は5月、6月に開催され、そこで通知していた、と。

ですが、私のところに届いた情報では、「生理中でも入らなくちゃ」とプールに入った生徒がいたのは7月の水泳授業でした。

校長会で通知し、確かに対応して下さった事と思いますが、結果を見ると現場にまで正しく伝わっていない事がわかります。

各学校長頼みですか?

何のために教育委員会が存在しているのでしょうか?

やはり今までのような表面的な通知内容では効果がない、ということがはっきりしたと感じました。

 

続いて3点目

大阪市教育委員会として、生理中の水泳を強制することは人権問題として認識下さっている、ようやく言質が取れました。

でしたらその認識されたとおり、しっかり対応して頂きたい。

生徒の人権より、体育教員の「生理中でもプールに入れて授業を受けさせたい」が優先されている現場が現実に存在しています。

体育教員が「生理中でもプールに入れて授業を受けさせたい」となる原因はどこにあるのでしょう?

見学者には補習授業、不利益にならぬよう、本当でしょうか?

水泳授業は期間も限られ、天候などの影響も受けやすい授業です。

カリキュラムの設定自体に無理は無いのでしょうか?

あ、でも、この部分の管轄は教育現場や教育委員会ではないのかも、、、。

管轄外だとすれば、現場から文部科学省に対して声を上げることはしないのですか?

現場の声を、現場を知らないお偉いさんに報せる事って大事ですよね?

上の言いなりで生徒に皺寄せが向かっても仕方ない、ですか?

そして、そもそも教員の方々への人権教育ってどうなってるんでしょうか?

教員の方々の人権意識が高まれば、この生理中の水泳強制問題だけじゃなくて、ブラック部活やブラック校則の問題も変わってくるでしょうし、なにより頻発するいじめ問題の学校対応も、被害者のケア優先の真っ当なものになると思うのですが、、、。

 

最後に4点目

これについては速やかに対応下さって有難いです。 

が、従来通りのコピペ対応なので、どこまで効果があるのか心配でもあります。

2学期以降どのように変わるか、見ていく事しかできませんが。

そして、いつまで保護者側から名前の出た学校ごとに個別対応を続けていくのか、、、生徒ごと、学校ごとの問題では無いと言い続けてるのですが、なかなか伝わらなくてもどかしいです。

 

再々回答を受けて感じた印象は

「ようやく噛み合う会話ができた!」

です。

そして、娘の中学校については先生方の現在の対応に納得できていますし、プリントの再修正も含めて今後の動きを見守っていこうと思います。

(現在は驚くほど180度方向転換してますので、じゃあ今までの対応はなんだったの?と感じるくらいです)

 

大阪市内の他の公立校については、引き続き動いていこうと思いました。

力も権限も持たないただの保護者ですので、できることは限られています。

それでも問題を知った以上放っておく事もできません。

今年の水泳授業には間に合いませんでしたが、来年の水泳授業開始の際には大阪市内の公立校において生理中の水泳の強制、半強制がなくなっているよう、時間を掛けて声を上げていきたいと思います。

 

校長会について再度抗議?要望?はもちろんしますが、質問する事は無いので、大阪市教育委員会の担当の方とのやり取りも一旦落ち着くかなぁ、あとは2学期の水泳授業次第だなーと、この時点では思ってました。

2学期が始まって教育委員会からあんなプリントが配られるとか、、、なんなんだ。

これについてはまた別記事で。